無痛分娩が赤ちゃんに悪影響?よくある5つの噂を検証

今回は最近話題の無痛分娩についてです。
今西洋介 2026.01.24
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皆さんこんにちは。

1月5本目の記事です。

日本は冬も深くなり、寒くなってきたのではないでしょうか。

住んでいる米国でも寒くなってきて、やはり1年の中で1番寒い時期になってきました。ただ日中は24-25℃あり、半袖にならないと汗をかきます。しかし朝夕はとても寒いので、羽織るものが必要になります。

この季節になると、子ども達はこの一日の寒暖差のために大抵みな風邪を引きます。一年中暖かいカリフォルニアに住む子ども達の試練の季節というところですね。

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拡大する無痛分娩の助成制度

最近、無痛分娩への自治体による助成が相次いでいます。

東京都では無痛分娩の助成が令和7年10月1日以降に出産した人達を対象に始まりました。補助額は最大10万円となり、10万円を超える部分は自己負担となります。

これが行われている自治体は東京だけではありません。

群馬県のみなかみ町では町内に住民登録があり、無痛分娩で出産した方を対象に、1回の分娩につき10万円の補助が出ます。令和7年4月1日以降の分娩を対象としていますので、東京都よりも早い時期で開始していた事になります。

これらの動きはとても好ましい流れだと思っていますが、一方で無痛分娩の体制も整わないまま助成をする事に対して批判的な意見もあり、納得できます。

私も大阪で新生児科医師をしていた時、24時間265日の年中無休で無痛分娩を行なっていた施設にいました。その時は麻酔科の先生方への負担も大きく、夜間の分娩部のナースステーションに最も多くいたのは産科医師でもなく新生児科医師でもなく、麻酔科の先生方でした。その負担を最小限にすべく、小児専門施設なのにも関わらず、麻酔科医が当時17名に増員していました。それくらい無痛分娩24時間体制というのは、時間も労力もかかるのです

一方で、では赤ちゃんを診療する新生児科への負担増大はないのかと言われると、そうでもありません。無痛分娩24時間体制を敷いてから我々新生児科医の当直中の業務がかなり増えました。もちろん、我々は仕事なので負担が増えても何とも思わないですが、大切な赤ちゃんに負担が増えていたら可哀想です。

よく無痛分娩は安全?危険?という議論が起きる時、多くはお母さんの健康に関する議論が巻き起こります。しかし、無痛分娩が赤ちゃんにどのような影響を与えるかに関してまとめている記事はそこまで多くありません。

今回は5個のポイントに絞って解説していきたいと思います。

赤ちゃんの蘇生処置が増える?

無痛分娩を行うと赤ちゃんへの影響は無いのかという質問をご家族から実際に受ける事があります。

確かに自分の痛みが和らいでも、大事な赤ちゃんに何か症状が出てくるとなると、無痛分娩をすること自体、躊躇してしまいますよね。そういった意味では、無痛分娩によって赤ちゃん達にどのような影響を与えるかは新生児科医としてしっかり検証していく必要があります。

まず、よく現場で聞かれる質問が「無痛分娩をすると、赤ちゃんの蘇生処置が増えるのか?」というものです。

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