子どもの「あざ」シリーズ vol.1
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子どもには生まれつき身体に「あざ」がある場合があります。
鬼滅の刃の主人公・竈門炭治郎も顔にあざがありますよね。

このあざは消えるもの?治療すべきもの?と御両親からよく聞かれます。
見た事のないあざは治療した方がいいのか、そのままで様子見てていいのか不安ですよね。
あざは実はある程度、見分ける事ができます。もちろん心配であれば近くの小児科で相談してもらって良いですが、あらかじめ知っておくことも大切だと思います。(炭治郎のように、パワーアップと共に大きくなるあざは少し横に置いておきましょう)
今回は子どもに多い「あざ」を見ていきましょう。
あざとは何者?
あざを国語辞典で調べてみると、「皮膚に生じた赤や青などの斑紋の俗称」とあります。つまり、皮膚の一部がその他の周りの皮膚の色と違って見えるものを言います(#1)。よくぶつけた傷跡を「あざ」と呼ぶ人がいますが、厳密には違います。あざは色の変化がずっと残ってしまうものを言い、通常は生まれつきか生後間も無く生じる変化をあざというのが正しいのです。
では、あざはどうやってできるのでしょうか?