Q&A. 教育虐待とは、反抗期に親はどうすべきか
ふらいと先生のニュースレター読者の皆様、こんにちは。
前回配信したQ&Aが大好評でして、是非これを続けてほしいと言われましたので、定期的に開催したいと思います。
サポートメンバーの皆様を対象に3ヶ月毎に「ニュースレターのテーマ募集」をさせて頂いてます。それを参考にテーマ決めをしておりますが、大体平均5000文字を書いている1本の記事にするには内容が埋まらなかったりして、すべてのテーマ募集にお答えできていないのが現状です。
そこで、今月もテーマを複数取り上げてQ&A方式でご紹介していこうと思います。
ふらいと先生のニュースレターは、子育て中の方が必要な「エビデンスに基づく子どもを守るための知識」を、小児科医のふらいとがわかりやすくお届けしています。
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今日お答えする質問は、以下の2つです。
①4才と2才の女の子2人を育てています。お腹からでた以上は別の人格という意識を持ってはいますが、以下が気になります。駄文失礼します。教育虐待とは?何か親側が気をつけるポイントなどがあれば知りたいです(年末年始の深夜番組で滋賀医科大学生母親殺害事件を扱った番組を見てしまったのでドキドキしています)
②いつも分かりやすい言葉でまとめていただきありがとうございます。生後3か月の娘がいますが、夫が将来娘の思春期に、一時的に嫌われてしまうことを今から心細く思っています。時期ごとの子供の反抗期や、反抗期の有無や親の対応での将来への影響などが知りたいです。
今回はどちらも教育関連ですね。
確かに、教育虐待や反抗期のことで悩んでいる親御さんは非常に多いと聞きます。
特に教育虐待に関する情報の需要は非常に高いです。
今回はこちらを解説していこうと思います。
①4才と2才の女の子2人を育てています。お腹からでた以上は別の人格という意識を持ってはいますが、以下が気になります。駄文失礼します。教育虐待とは?何か親側が気をつけるポイントなどがあれば知りたいです(年末年始の深夜番組で滋賀医科大学生母親殺害事件を扱った番組を見てしまったのでドキドキしています)
ありがとうございます。教育虐待は現在子どもの教育に力を入れている親御さんにとって深刻な問題ですよね。
教育虐待といえば、何件か事件にもなっていて我が子を教育している親の立場としてはとても印象深いものがあります。でかぴのんさんも書かれている2018年に滋賀県守山市で起きた滋賀医科大生母親殺害事件はルポルタージュも発刊され、世間を戦慄させたと同時に親として胸が痛見ました。
また、昨年佐賀県鳥栖町で発生した九州大学工学部の19歳が両親を殺害した事件も、父親の教育虐待への報復とした事件でした。
そもそも「教育虐待」という言葉は、2011年12月に開催された日本子ども虐待防止学会第17回学術集会で武田信子教授より初めて報告されました。とされていますが、武田教授は元々業界で指摘されていたeducational maltreatmentをあえて世間に認知してもらうために、教育虐待という言葉を用いたとご自身で記しています(#1)。業界ではこのeducational maltreatmentというのは2011年より以前にありました。
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