お年玉、全額貯金が本当に良い?研究から考える「お金の教え方」
皆様、あけましておめでとうございます。
昨年は当ニュースレターをご愛読頂きありがとうございます。
研究をしながら論文を書きながら、1本8,000文字の記事を月5-6本書くのはなかなか大変ですが、今年も自分を大きく見せずに等身大の姿で地道に頑張って行こうと思います。
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さて1月1本目の記事です。
今回は子ども達が毎年もらうお年玉について、深掘りです。
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物価上昇に伴って増加傾向のお年玉
お正月に子どもたちがもらうのは「お年玉」ですね。
妻のお母さんは4姉妹、お父さんはお兄さんがいて、私の母もお兄さんがいるので、私と妻でいとこが10人以上います。
そのため毎年新年にもらえるお年玉はかなりの金額になっています。しかも子どもは育っていくので、年々もらえる金額も増えていきます。
一方で、親の立場になってみれば、一方的にもらえるものではなく当然他の子ども達にもあげるわけですから懐は年々キツくなっていきます。。
しかしお年玉を子ども達に渡すのが厳しくなっているのは、どうやら、いとこの子ども達が大きくなっているだけではなさそうです。
学研教育総合研究所が出している小学生白書Web版では、小学生の日常生活・学習に関する調査を出していますが、先々月の2025年11月に「お年玉の金額/使い道」を報告しています。
この調査では、小学生が2025年の正月にもらったお年玉の総額は、お年玉をもらった人の割合は95.7%となり、平均は23,158円でした。
下にグラフを示しますが、50000円以上をもらっている小学生が1割以上に驚きます。特に小学生4年生の女子は19%が50000円以上とあり、何が起きているのでしょう。
一方で、5%前後程度の小学生がお年玉もらっていないのも個人的には気になりますが。。
文献#1より
さらに、興味深いデータがあります。
このデータは毎年聴取しているようですが、前回の2024年調査と比較すると、お年玉をもらった人の割合は6.0ポイント上昇(前回調査89.7%→今回調査95.7%)となっていました。
さらにもらっている割合だけでなく、もらっている金額も変化があるようで、平均2,933円の増加(前回調査20,225円→今回調査23,158円)となったようです。
つまり、お年玉をもらった人の割合、平均金額ともに前回調査を上回る結果となりました。これも物価上昇の影響を受けているのでしょうか。
最後に、使い道も聞かれています。
2025年のお正月にお年玉をもらった小学生に、もらったお年玉の主な使い道をきいたところ、「貯金」(59.3%)が最も高く、次いで、2位「おもちゃ」(26.4%)、3位「ゲーム機・ゲームソフト(オンライン以外)」(22.6%)となっていたようです。実に6割が貯金をしていて、堅実ですね。
私の三姉妹も全額貯金をしていますので、例外なくここに入ります。
しかし米国の親御さんに子どもの貯金事情を言うと、それだけ貯蓄している事に驚かれます。
米国家庭では子どもにマネーリテラシーを教えると聞きます。
では子ども達の金銭感覚をマトモにするためには、お年玉のような臨時収入をどのように扱うのが良いのでしょうか?
親としては迷うところです。
最近の概念として言われていることも含めて解説していきます。
子どもの金銭感覚を育てるには
子どもの金銭感覚を育てるとは難しいものです。
収入が上がると生活レベルが上がってしまうのは大人でもいますよね。自分も学生のバイト時代から比べて当然収入は上がったのですが、なるべく生活レベルを上げないように気をつけています。
しかし臨時収入があると無駄使いをしてしまうのは自分の悪い癖だとも思っています。
この金銭感覚を親としてはできれば子ども達に受け継がせないようにしたいです。
それでも子ども時代に我慢させてたら将来反動が来て金銭感覚が狂ってしまうのではと思ってしまいます。
けど、もちろん小さい頃から欲しい物を全て与えていれば、当然金銭感覚が狂ってしまうのではとも思います。
考えられる家庭内ルールとしては以下の3つがあるでしょう。
①お年玉のような臨時収入があった場合、貯金して欲しいものを完全に我慢させるのが良いのか。
②いくらでも使って良いとするのか。
③一部を渡してその中で好きな物を買わせるのが良いのか。
親としては迷ってしまいますよね。
その親の永遠の疑問に対して、何個か研究結果が出ています。
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