外遊びをすると子どもの視力低下は防げるか

今回は頂いたQ&Aからのテーマです。
今西洋介 2025.04.27
サポートメンバー限定

今回も告知から入らせて頂きます。

【告知1】 ニュースレターラジオ開始

インスタやtiktokで有名な木下ゆーきさんとニュースレターラジオを始めます。ニュースレターのテーマについて定期的に2人で語り合います。初回は子どもが寝静まった後の5/1木曜22時から30分間、保育園での風邪と百日咳がテーマです。サポートメンバーの方なら誰でも参加できますので奮ってご参加ください。先着500名様なので、早めにお申し込みを!お申し込みは下のリンクから↓

【告知2】ニュースレター書籍4/25発売

このふらいと先生のニュースレターが初めて本になりました。全てを新たに編集し直し、無料記事と、短縮した有料記事を載せています。また、何本か本作のために新たに書き下ろししました。日経BPさんからお話を頂いて2年もかかりました。発売初日はお陰様で好調そのものです。是非、下のリンクからご購入いただけたら幸いです。

過去記事や毎月すべての「エビデンスに基づいた子どもを守るための知識」を受け取るには有料コースをご検討ください。今回の記事も登録いただければ最後まで読めます。

ニュースレター、いつも大変興味深く拝見しています。このところ気になっていることがあるので質問させてください。以前に、外遊びの時間を十分とることが子どもの視力低下を防ぐという情報を目にしました。明るいところで十分に遊ぶことが大切といった主旨だったと記憶しています。体力作りのためにも、4歳と2歳の子どもたちに外遊びを出来るだけさせたいと思っています。しかし、2024年はあまりにも暑くて、梅雨時の6月辺りから9月いっぱいくらいまで、満足に外遊びさせることができませんでした。毎日のように熱中症アラートが出ていましたし、子どもに請われてものすごい早朝や日暮れになってから公園遊びをしたりしましたが、時間帯に無理があったりあまり明るくなかったり、といった状況でした。今年もきっと暑くなると思うのですが、視力や体力のことを考えたとき、暑い季節にどのような戸外活動を子どもにさせるのが適切なのでしょうか。先生のご意見を伺えれば嬉しいです。
カギ

ご質問有難うございます。

ここ数年の日本の夏は異常な暑さですよね。その中で、子どもを外で遊ばせるというのはなかなかの至難の技になっています。自分も日本で我が子を外遊びに連れて行こうと思っても、子どもどころか大人である自分の身の危険を感じる暑さでした。

確かに私も質問者カギさんのように「外遊びの時間を十分に取ると子どもの視力低下が減るよ」と言われたことがあります。

では、「外遊びの時間を十分に取ると子どもの視力低下を防ぐ」というのは本当なのでしょうか?

また夏という暑い季節にどのような戸外活動を子どもにさせるのが適切なのでしょうか?

今回はこの研究を深掘りしていきたいと思います。

この記事はサポートメンバー限定です

続きは、3802文字あります。

下記からメールアドレスを入力し、サポートメンバー登録することで読むことができます

登録する

すでに登録された方はこちら

提携媒体・コラボ実績

サポートメンバー限定
ダメージを受けたら戻らない子どもの聴力を守るために親ができること
サポートメンバー限定
アフターピルを薬局で買える世界で、15歳以下の子どもにどうすべきか
読者限定
【Injury Alert】三女が家庭内事故で米国の救急に運ばれた話
読者限定
子どもの「食事・偏食」の悩みについて。小児科医が教える食育のポイントを...
読者限定
子どもの医療現場で我々が守る「尊厳」の最前線
サポートメンバー限定
こどもの悪意なきウソを親はどう対応すべき?
サポートメンバー限定
子どもの1人遊びに親は介入すべき?
読者限定
米国の夏休みサマーキャンプの裏側に隠れた諸問題