こども家庭庁が燃える3つの理由

こども家庭庁のSNSが炎上しています。まだ発足5ヶ月の組織がなぜこんなにも炎上するのでしょうか?政策への評価は様々な方がされていますので、今回は普段世間に子どもに関する事の啓発を行なっている立場から、この問題を考えてみます。
今西洋介 2023.08.06
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2023年4月に新たに誕生した「こども家庭庁」は厚生労働省と内閣府など関連部署の計200人を集約し、職員は350人で構成され、本年度当初予算は4兆8104億円とされています。

しよく「新しく予算を設定したのに」と思い込んでいる人も多いですが、これらの予算や人員は元々厚労省と内閣府で行われていたものを「再編する」という形で組み替えただけです。つまり、やっていた事をそのまま他の別部署にスライドさせて、人員と予算はそのままに改めて「こども家庭庁」として再出発しますという事です。

「こどもまんなか」をスローガンに、省庁が縦割り行政だったためにできなかった横断的なアプローチをして子どもの権利を守ろうという組織です。

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続きは、5077文字あります。
  • 燃えた実例
  • なぜこども家庭庁は燃えるのか
  • 情報を啓発する際の落とし穴「欲求のミスマッチ」
  • マイオピニオン

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