着衣のままお風呂に入れていると性教育が遅れる?
告知:新刊の一部記事が公開
4/28に発売となった新刊ですが、出版元の日経BOOK PLUSさんから切り取り記事が出ました。今回は「睡眠トレーニング(ネントレ)は赤ちゃんの脳に有害?最新の研究結果が示すこと」です。
前回の「親はどこまで子どもに厳しくするべき? 最新の研究結果から見えてきたこと」はありがたいことに日経BOOK PLUSさんのランキングで1位を獲得しました。このニュースレターや書籍の枠を超えて多くの方に読んで頂けるのはとても嬉しいです。

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今回もQ&Aコーナーで頂いた質問にお答えてしていきます。
いつも興味深く拝読しております。現在3歳の息子がいるのですが、入浴の際、親と一緒に入らずに、親が服を着たまま子どもの体を洗ったり湯船に浸からせたりしています。両親とも眼鏡をかけていることもあり、乳幼児の浴室事故が恐くて「一緒に入る」ではなく新生児期の沐浴の延長で「入れる」スタイルが定着して今に至ります。3歳を迎えて家庭での性教育を具体的に考え始めたとき、身近な大人の裸を見ないまま過ごすことは発達的に影響はあるのか気になっています(男女の体の違いなど…)。
ご質問ありがとうございます。このお風呂と性教育の質問は本当に多いですね。我が家は妻が助産師のため娘達が小さい頃から絵本を通じて性教育を始めていたので(妻が非常に熱心でした)、お風呂をきっかけにという事はありませんでしたが、お風呂は性教育を始める良いきっかけとなっています。
質問者のおみかさんがいうように、身近な大人の裸を見ないまま過ごす事は子どもの発達にどのような影響があるかは心配なところではありますね。
幼い子どもと一緒にお風呂に入らず、親は服を着たまま子どもの身体を洗うという育児スタイルが、子どもの性差の認識やボディイメージ、羞恥心の育ち、さらには性教育の理解にどのような影響を与えるのでしょうか。日本では親子で入浴する習慣もありますが、海外では親の裸を子どもに見せることへの是非が議論されてきました。
今回はこちらの疑問点についてエビデンスをベースにお答えしていきたいと思います。
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