義理の親が母親の健康に与える影響
同居人と女性の健康
育児をしている母親は孤独です。
現実問題として、出産で仕事のキャリアは一時的に断たれますし、その後永遠と続く育児のために、母親は社会から疎外感を受けてしまうケースが多々あります。いくら父親が育児休業を取得しても、それは一過性に過ぎず、やはり育児の負担は母親に偏っているものです。
家族の中で、男性は夫と父親という役割が、女性は妻と母親という役割を自然と持つようになります。特に女性にとって家庭内での役割は、その後の健康に大きな影響を与えることは広く知られています。
そういった環境の中で、女性が結婚し家庭を築き上げるにあたり誰と住むかと言う問題は語られる機会は少なくありません。義理の親と同居するのは女性の健康にどう影響を与えるのでしょうか。では誰と同居すれば女性は健康的にいられるのでしょうか。
そんな日常生活でふと浮かぶような疑問を大真面目に研究したデータがあります。
今回もデータに基づいてお話を進めていきます。
義理の親という存在
日本の全国前向きコホート研究のデータを用いて、妊娠中の女性が誰と同居すると産後1ヶ月の産後うつ発症のリスクを上げるのかを調査しました(#1)。96131名の母親を対象に調査し、そのうち7780名(9.0%)が産後うつを発症していました。
次に誰と同居していたかを見ていきます。93.3%がパートナーと同居、10.2%が両親と同居、12.1%が義理の両親と同居、55.7%が複数の子どもと同居していました。
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