子どもの発達に良い育児方法とは〜エビデンスを元に考える〜
育児に正解はありません。
これはよく聞く言葉ですが、それは育児にはそれぞれの方法があるからです。子どもの特性が違えば、それぞれの育児で求められるモノが違います。
そのため、育児はそれぞれの家庭だけの話になりやすくデータとして研究しにくい分野となります。
一方で、海外では育児に介入する手段を評価した研究も多く行われ、どんな育児がいいのかを常に評価しています。
今回は、こちらを紹介しようと思います。
育児の悩みは尽きない
育児をしていると様々な悩みを抱えるものです。
将来この子はどうなるのだろうとか、またお金がないとか経済的な悩みとか、それは様々でしょう。
文部科学省が実施した「令和2年度『家庭教育の総合的推進に関する調査研究 ~家庭教育支援の充実に向けた保護者の意識に関する 実態把握調査~』報告書」(#1)によると、子育てについての悩みや不安に関して男性で最も多かったのは「しつけの仕方が分からない」で44.6%、女性は「子どもの生活習慣の乱れについて悩みや不安がある」が最多で44.7%でした。その他では、子どもの健康や発達についてや、子育てをする上での経済面、子育てに十分な時間がとれないことに悩み、不安に感じている人が多い結果でした。

#1より引用、濃色が男性、淡色が女性
ベネッセ教育総合研究所では、約5年毎に首都圏の乳児を対象に幼児の生活の様子や保護者の子育てに対する意識を調査しており、子育てへの否定的な感情を経年比較しています(#2)
2000年、05年、10年、15年、22年とほぼ20年間の推移を見ていますが、2022年は特に子育てへの否定的な感情が増加していることがわかります。子どものことでどうしたら良いのかわからなくなる、子どもがわずらわしくていらいらしてしまう、子どもを育てるために我慢ばかりしている、八つ当たりしたくなるなどです。
もし今育児に対して否定的な感情をもっている親御さんがいたら、それはあなただけではないのです。

#2より引用
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