子どもの性格は腸の細菌で改善する?最新研究を検証
読者の皆様、こんにちは。
新学期はいかがでしょうか?
今回は普段から質問の多い、子どもの性格に関して最新研究を検証していきたいと思います。私の三姉妹も性格が全然違って、私自身悩んでいた時期もあったので一度まとめてみようと思っていました。
ちょうど最新研究が発表された経緯もあったので、それを交えて解説して見たいと思います。
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子どもの性格は親の悩み上位
子育てをしていると色んな悩みが出てくるものです。
当然のことですが、最初の子どもができて初めて人は親になるわけですから、色んな悩みが出てくるのも無理はありません。
少し古い調査ですが、平成16年に文部科学省が採ったアンケート調査を下に示します(#1)
この表を見ると、どの年代の子どもを持つ親でも「子どものしつけに関すること」「子どもの勉強や進学に関すること」「子どもの性格や癖に関すること」は常に上位に入っています。
その中でも未就学の時から中学校まで1位とはいかないものの2〜3位にランクインしているのが「子どもの性格や癖に関すること」です。親にとって子どもの性格はいくつになっても悩みの種なのです。
私も3姉妹がいますが、3人とも性格が違います。心配性で慎重な性格の長女、前向きで好奇心旺盛だけど雑な性格の次女、優しいけど気分屋の三女と、同じ親に同じ環境で育ててきたつもりでも性格が全然違う事に驚きです。
もうこれは個性だと割り切っていますが、純粋に疑問が残ります。
子どもの性格はどのように決まるか?
では、こういった性格はどのように決まるのでしょうか。