医療現場での小児性加害をどう防ぐか

残念ながら小児科医による小児性加害の事件が起きてしまいました。しかし米国でもその事件は後を断ちません。医療現場での小児性加害をどう防ぐかは考えていく必要があります。
今西洋介 2023.09.18
読者限定

先日、こんなニュースが報道されました。静岡県掛川市の「中東遠総合医療センター」で小児科の診療部長を務める43歳の男性が今年7月から8月にかけて10代の少女、複数人にわいせつ行為をしたとして逮捕されました。

押収したスマートフォンにはわいせつな行為が撮影された複数の動画が保存されていたとのことです。捜査によると、この小児科医は診療時間が終わった後の午後6時ごろに、診察を装ってわいせつな行為を繰り返したとのことです。

この記事は無料で続きを読めます

続きは、6317文字あります。
  • 医療現場での小児性加害
  • 米国の医療現場における性加害者たち
  • 米国の二重構造システム
  • 医療現場での内的対策
  • マイオピニオン

すでに登録された方はこちら

提携媒体・コラボ実績

サポートメンバー限定
子どもが他の子に暴力を振るう「かんしゃく」をどうするか?
誰でも
子どもの日焼け止め、SPF値は?2025年最新の「紫外線対策」を小児科...
読者限定
子どもへの性加害は本当に教師に多い?日本の対策に欠けているもの
サポートメンバー限定
夫婦げんか後に子どもをどうフォローするか
読者限定
「近所に産める場所がない」周産期医療をどう提供していくか
サポートメンバー限定
ダメージを受けたら戻らない子どもの聴力を守るために親ができること
サポートメンバー限定
アフターピルを薬局で買える世界で、15歳以下の子どもにどうすべきか
読者限定
【Injury Alert】三女が家庭内事故で米国の救急に運ばれた話