親の性格が子どもに与える影響〜次世代へ引き継がせないために〜
子どもは成長していくものです。
子どもは成長していく中で、様々な人たちと出会い、様々な人たちから影響を受けていきます。それは親であり、友達であり、学校の先生であり、塾の先生だったりと色々です。
皆さんはどんな人から影響を受けましたか?
自分の子どもの頃の記憶を辿ってみると、たくさんの大人や友達から影響を受けて育ってきたように思います。
これはベネッセの通信教育講座「進研ゼミ小学講座」は小学3年生〜6年生の会員13,816名を対象にした調査です。
この結果を見ると、憧れの人は誰かという質問に、1位が友達、2位がお母さん、3位はSPY&FAMILYのアーニャ(!?)と答えています。
#1より引用
アーニャは意外ですが(笑)、友達とお母さんに憧れを抱いてその影響を受けているのは容易に想像がつきます。同時に、お父さんがドラえもんに負けてランク外というのも胸が痛むランキングとなっております。
こういった意味で、親というのは子どもの成長発達に影響を与える存在であることは間違いありません。
しかし親と言っても千差万別で、当然ですが全員が全員同じ「親」である訳がありません。親自身も生まれて育ってきた環境も違えば、そもそも性格も全然違います。
いわゆる世間的には「毒親」という言葉もあり、親としてあり得ない行動から長年苦しめられた人も少なくないはずです。
今回、親の性格が子どもの将来に与える影響を研究したものを解説していきたいと思います。
そもそも性格とは
育児に対する性格の研究では、5つのポジティブな分野、そして3つのネガティブな分野を組み合わせて、総じて性格を判断していきます。
まずポジティブな5つの分野を構成するビックファイブ理論とは、1990年代にルイス・R・ゴールドバーグという心理学者が提唱した概念で、人間の性格を判断する際に5つの基本的な因子で説明しようとする心理学の理論のことです。
以下の5つが性格を構成する因子です。
1. 外向性
外の世界への興味の強さ、活発さを指します。俗にいう、いわゆる「社交性」です。
2. 誠実性
自分の思考や行動をコントロールする力を指します。
これは高いと真面目で責任感が強いと言えますが、低いと計画性より行動力が前面に出ます。
3. 同意性 ( 調和性 )
これは周りの人たちへの思いやりや配慮する力を指します。高ければ他の人に協力的になりますし、低ければ周りに流されず自分だけの判断を行えます。
4. 開放性
新しい体験に対してどれだけ開放的にいられるか、想像力がどれだけ豊かかを指します。芸術家や経営者に多い気質です。
5. 神経質
感情面や情緒はどれだけ普段安定しているか、またはネガティブな事にどれだけ耐性があるかという事を指します。
これが低いと鈍感力が高いという事になり、ストレスに耐えやすい気質と言えます。
そして3つのネガティブな分野は、別名ダークトライアド(Dark-Triad)と呼ばれる考え方で以下の3つの要因によって構成されます。
1. 自己愛性 (ナルシシズム)
これは読んで字の如く、自尊心が強く、エゴが強く、誇大性も併せ持つ気質です。よく自分の事をイケてると思ってる人のことをナルシストと言いますが、他者への共感を欠如することが多いです。
2. 精神病気質 (サイコパシー)
これはいわゆる「サイコパス」と言われるもので、反社会的な行動、衝動的で利己的な行動をおこします。これは多くの場合、自ら反省することはありません。
3. 権謀術数主義(マキャヴェリズム)
これは少し難しいですが、対人を操作したり、他人から搾取しようとする気質を指します。
これらの3つのネガティブな要素であるダークトライアドは、ビッグファイブ理論の3つ目である調和性の低さと密接に関連しているという研究結果もありますので、これらのポジティブな要素とネガティブな要素がお互いに密接に関連し合いながら、人は「性格」を形成しているのです。
性格が与える影響の研究
では親のどんな性格が子どもの将来にどんな影響を与えたかに関しての研究をご紹介します(#3)
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